聴覚障害者のIT対応を支援

平成20年度障害者自立支援調査研究プロジェクト 事業実施報告概要

事業名 聴覚障害者の文字情報保障としての電子ペンを活用した連携入力システムの開発
事業目的 現在約9500人と言われる要約筆記奉仕員の大半は手書きで入力しているが、話された言葉の1/5しか書けないという制約を抱えている。電子ペンを活用して、複数人による連携入力が可能なシステムを開発する。これにより入力文字数が大幅に増え、手書き要約筆記奉仕員がより有効な情報保障を行うことができるようになる。
事業概要 今回は、当初の目的を達することができなかった。
今回の事業で行ったのは、1)このシステムを実現するために利用できる機器とソフトウェアの調査・検討と、どのようにすればシステムを構築できるかの設計、2)多人数で入力するため、入力者が自分の入力する順番と、入力する範囲を明確に知ることができるために、どのような仕組みを設ければよいかを確認するためのシミュレーション・プログラムの作成である。
事業実施結果及び効果

本システムでは、入力者が多人数(例えば4人)になるので、連携がスムーズにできるための仕組みが必要となる。そうした仕組みを考案すると共に、その有効性を見るため、シミュレーション・プログラムを作成した。
その結果、通常の体制である4人の筆記者で行った場合、平均筆記速度を60字/分であるとすれば、発話速度が200字/分の場合、安定した連携入力が可能であることが分かった。
入力手書き文字を短冊状の画像情報として処理する手法も明らかになり、多人数で連携入力を行う仕組みもできたので、今後実際に使えるシステムを構築する土台はできあがった。
事業主体 〒206-0002 東京都多摩市一ノ宮1-3-64 並川方
特定非営利活動法人 日本聴覚障害者コンピュータ協会
TEL: 042-339-2388  e-mail: tadashi.namikawa@nifty.com

詳細な報告は、次の PDF 文書をご覧下さい

電子ペン連携入力システム開発[PDF]

聴覚障害者の文字情報保障としての 電子ペンを活用した連携入力システムの開発」 に1件のコメント

  1. 横田 より:

    実験評価中の写真(例:筆記したものを表示しているスクリーン画面)や映像は有りませんか?
    従来の手書きOHPは字数が極端に少ない&ロール送りが速すぎて掲示されている時間が短すぎて、ちょっと目を離しただけで前後の繋がりが判らなくなることがしょっちゅうでしたので。
    もちろん筆記者自身の、話の内容の理解度・把握度の影響もあると思いますが。

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