表紙の写真 No.11 大雨の大江川湿原(尾瀬沼)
会誌 NPO MimiCom No.11 の表紙に使った写真です。
会誌の表紙ではわかりにくいが、実は大雨の中で撮った写真です。去年の夏に尾瀬を四日間歩いたのですが、毎日雨でした……
ところで、この写真を自宅と会社の PC の壁紙にしてみて気がついたのだが、PC のディスプレイによって雨滴の見え方が変わるのだ。ノートPC だと、1:1 の実物大サイズに表示しても雨滴が全然見えない。それが、会社の外部接続の液晶ディスプレイにつなげてみると、川面にかかる木の陰に雨滴があるのがわかる。さらに、自宅の高性能液晶ディスプレイなら、右上の森のところに雨脚がうっすらと見える。
どうやらこの画像は、ディスプレイの色調再現の性能を鋭敏に示すサンプルになっているらしい。雨脚が見えるディスプレイほど、画質の性能が良い、ということだ。液晶ディスプレイなら解像力はどれでも同じだと思っていたのだが、案外そうではなかったのだ。トーンの再現力も画像の解像感に影響するのだな。
雨脚が全然見えない人は、2~3倍に拡大して見ていただきたい。これなら性能の劣るノートPCの液晶ディスプレイでも、雨脚が写っているのがわかるはずだ。じっくり見て、尾瀬の大雨を堪能してほしい。
使用カメラ オリンパス E-410 レンズ 12-60mm/f2.8-4 ISO 100 焦点距離 20.0mm(換算 40mm) F4.0 1/50